アートメイクとタトゥーの違い

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アートメイクとタトゥーの違い

アートメイクに興味がある方にとって、よくある疑問が、タトゥーとの違いです。皮膚に色素を注入するという点では確かに似ていますが、アートメイクとタトゥーの違いは、色素を注入する皮膚の深さにあります。

アートメイクは、「表皮〜真皮上層」という
皮膚の中でも浅い部分に色素を注入する施術です。それに対してタトゥーは、「真皮」の深くに対して色素を注入します。

以下では、皮膚の構造について解説します。

皮膚の構造

皮膚は、浅い部分から大きく分けて「表皮」「真皮」「皮下組織」に分類されます。ここでは、アートメイクとタトゥーに関わりの深い、表皮と真皮の構造について解説します。

表皮

表皮とは、皮膚の中で最も表層に位置する層を指します。表皮は非常に新陳代謝(細胞の入れ替わり)の活発な組織であり、表皮の中の最も深い層では、日々新しい細胞が発生しています。

それにより、すでにある細胞は、より深くから発生する新しい細胞に押し出され、徐々に表層に向かっていきます。そして表皮の中でも最も表層に押し出された細胞は角質(角層)と呼ばれ、角質は最終的に垢となって脱落します。

真皮

真皮とは、表皮と皮下組織の間に位置する層です。真皮の中には血管や神経、リンパ節が通っており、皮膚全体に栄養を供給する役割があります。真皮も表皮と同様、細胞の入れ替わりが行われますが、真皮は表皮よりも数倍厚い層であるため、ターンオーバーには長い時間を要します。タトゥーは、この真皮層の深くまで色素を注入する手法になります。

アートメイクとタトゥーの持続期間の違い

アートメイクでは表皮〜真皮上層に対して、タトゥーでは真皮に対して色素を入れますが、それによって生じる違いは、それぞれの持続期間です。

アートメイクの持続期間

アートメイクの持続期間は、平均して1~3年と言われています。施術部位や手技によっても持続時間は異なりますが、表皮は入れ替わりの早い組織であるため、徐々に色素の入った細胞は角質細胞として脱落していきます。ただし完全に消えることはありません。

タトゥーの持続期間

タトゥーの持続期間は非常に長く、一度入れるとほとんど変わることなく残存します。タトゥーでは、表皮よりも深くに存在する真皮層に色素を注入します。真皮層でも、表皮の細胞と同じように新陳代謝は行われますが、細胞自体の寿命が表皮細胞よりも長い傾向にあるため、それもタトゥーの持続期間を長くする要因の1つとなります。

アートメイクの効果を長く保つには?

これまで解説した通り、アートメイクは表皮層という細胞の入れ替わりの早い組織に対して色素注入を行うため、1年~数年単位で徐々に薄くなっていきます。そのため、アートメイクを持続させるためには、定期的なメンテナンスが必要です。当院では、最適な状態を維持できるよう、丁寧にサポートさせていただきます。

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